トラクスタン(USS Truxtun, DLGN-35/CGN-35)は、アメリカ海軍のミサイル巡洋艦。同型艦はない。艦名はトーマス・トラクスタン代将に因む。同名の米軍艦としては5隻目。ベルナップ級ミサイル巡洋艦を元に動力に原子炉を採用した、アメリカ海軍における4番目の原子力艦であった。
艦歴
トラクスタンは1963年6月17日にニュージャージー州カムデンのニューヨーク造船所で起工し、1964年12月19日にカービー・H・タッパン夫人およびスコット・アムステッド夫人によって進水し、1967年5月27日にデヴィッド・D・ワーク艦長の指揮下就役した。
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トラクスタンは6月3日にカムデンを出港し西海岸に向かう。途中バージニア州ヨークタウンとノーフォーク、キューバのグアンタナモ湾、ブラジルのリオデジャネイロ、アルゼンチンのマールデルプラタに寄港した。7月10日にホーン岬をまわって太平洋に入り、チリのヴァルパライソ、メキシコのマサトランに寄港、7月29日に母港のカリフォルニア州ロングビーチに到着した。夏の終わりから秋にかけて公試を行い、11月に整調訓練を開始、10日と11日にオペレーション「ベル・アンカー」参加のため訓練を中断し、その後11月27日から12月3日まで演習「ブルー・ロータス」に参加した。
整調訓練を終えるとトラクスタンは1968年1月2日に太平洋西部に向けて出航する。7日と8日に真珠湾で停泊し、19日に長崎県佐世保に到着する。5日後、プエブロ号事件に対処するためトラクスタンは原子力空母エンタープライズ(USS Enterprise, CVAN-65)と共に佐世保を出航し日本海へ向かう。日本海での作戦活動は2月16日まで行われ、その後トラクスタンはベトナム沖合に向かう。19日と20日にスービック海軍基地で停泊した後、トンキン湾のヤンキー・ステーションに向かう。トラクスタンは極東での配備の大半をベトナム沖で過ごす。作戦地帯では探索救助任務を指揮し、北ベトナムのレーダー識別可能地帯で、空母エンタープライズ、ボノム・リシャール(USS Bon Homme Richard, CVA-31)、タイコンデロガ(USS Ticonderoga, CVS-14)の護衛任務に従事した。トラクスタンはシンガポール、香港、ダナン、スービック湾を訪れ、7月6日にスービック湾を出航、帰国の途に就き7月16日にロングビーチに到着した。
続く四ヶ月にわたってトラクスタンは西海岸で活動し、パイロットの飛行訓練を行う空母レンジャー(USS Ranger, CVA-61)、キティホーク(USS Kitty Hawk, CVA-63)、エンタープライズおよびヨークタウン(USS Yorktown, CVS-10)の対空警護に従事した。11月中旬にトラクスタンは対潜水艦戦の訓練艦となり、訓練生を乗艦させ潜水艦探索訓練を行った。